<チャレンジパッドNEXT>専用カバー

<チャレンジパッドNEXT>専用カバー

2022

リニューアルしたチャレンジパッド(通信教育サービスのためのタブレット)のカバーです。ほとんどのサービスをこのタブレットで体験するので、タブレットの使いやすさはサービス全体の品質に直結します。タブレットの開発が遅れていたこともあり、非常に短期間でミスが許されないプロジェクトでしたが、他部門が設計を流用して展開するレベルの品質に仕上げました。

プロダクトオーナー
ベネッセコーポレーション 進研ゼミ小学講座
担当
プロダクトマネージャー

短期間で価値を上げるための試作

【短期間】開発は量産まで含めて6か月、設計は1か月

新しいタブレットが手に入るのが遅く、一方で納期は変わりませんでした。非常に短い期間のため、メーカーとは特別に密にコミュニケーションを取り、短い期間で試作を繰り返して、安全性と使いやすさの品質を保ちました。これは通常のスケジュールの半分以下です。

タブレットに合わせて、カバーの設計を根本から見直し

手をついて書ける新しいタブレットの機能を邪魔せず、以前より高価になる専用タッチペンを確実に保護できること。この要件をクリアするため、縫製によって覆うようにしていことを諦め、ホールド部を成型で、外側を熱圧という新たな構造としました。

告知資料から抜粋

これらを実現するため、メーカーには無理をお願いして2か月程で少なくとも5度の試作品を出してもらいました。これは逆に異例なことです。

ユーザー調査を受けて、柔軟に対応

本当はユーザー調査のあとに設計を行うべきです。ただ、あまりにも時間がなかったので、ユーザー調査を待たずに設計しました。ただ、同封する取扱説明書だけは調査の後で書き換えられるスケジュールを組み、フォローしました。

ユーザーの声はいくつか得られました。例えば、取り外しの方法をWEBでなく取説に記載することです。一方で、ユーザーからは「立てて使う」場合に、不安定で書きにくいという声もありました。設計の改善は間に合わなかったため、それについても取説に加筆しています。

すべてを完璧にすることは、実践的ではありません。頻度と重要性を評価し、限られたリソースや日程の中で、なるべくクオリティを上げました。

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